地域の歌と芸能学ぶ/西辺小の児童
「琉舞を楽しもう」開講式
文化庁の2010年度「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の「琉舞を楽しもう」開講式が11日、西辺小学校で行われた。同校の3年生7人と4年生9人を対象に久田流家元二代目で久田舞踊研究所の久田多嘉子さんと同研究所の教師・大里亜也さんが琉球舞踊の指導を行った。
同事業による琉舞指導は、今後週1回(合計12回)のペースで行われ、来年2月に発表会を予定している。
開講式後は1回目の指導が行われ、児童たちが今後、指導を受ける「ヒダカーの水」と「西辺音頭」の2曲が紹介された。
指導を前に久田さんによる講話も行われ、久田流の歴史や芸能界のあいさつの仕方など紹介した。
久田さんは「地域の歌を子どもたちに知ってほしいと願う校長先生の思いを聞いて今回の指導を引き受けた。来年の2月の発表会では笑顔で踊れるように練習を頑張ろう」とあいさつした。
講話後は、大里さんが児童たちに指導を受ける上でのマナーや準備運動のやり方など説明した。
児童たちは、踊りの指導を受けながら地域に伝わる歌と芸能を学んでいた。
同事業は、子どもたちが優れた舞台芸術を鑑賞するほか、優れた舞台芸術に触れる機会を提供することにより、芸術を愛する心を育て、豊かな情操を養うとともにコミュニケーション能力の向上を目的に文化庁が実施している。