活動の成果、堂々披露/市生涯学習フェスティバル大盛況
第6回宮古島市生涯学習フェスティバル(主催・市教育委員会)が13、14日の両日、市中央公民館で行われた。初日はあいにくの雨で野外ステージで予定していた一部催しが室内に変更などがあったが、フェスティバルには子どもからお年寄りまで多数が参加し、舞台や展示部門などでこれまでの活動の成果を堂々と披露した。
同フェスティバルは、「学び育てる文化のまち みゃ~く(宮古)」をテーマに講演や活動展、体験、実演、特産品の展示即売など多彩な内容。
老人クラブやPTA、青年団協議会、婦人連合会、子ども会育成連絡協議会などが参加し、生涯学習の一層の振興を図った。
フェスティバル開催にあたり、川上哲也教育長は「市民一人一人が個人の知恵や経験をつなげあい、広げあい、与えあい、学び合う環境が必要。私たちもも社会教育、生涯学習の振興の趣旨を認識し充実、発展に最善を尽くしたい」と述べた。
初日の13日は、理科実験コーナーやロボット体験コーナーが子どもや親子連れでにぎわったほか、野外ステージではバンド演奏などのパフォーマンスに訪れた人たちも盛り上がった。
また、講演会では、慶応義塾大学文学部の糸賀雅児教授を講師に招き「島おこし・町づくりと図書館」をテーマに講話した。
糸賀教授は、図書館は「知の公共空間」で地域の情報の拠点であり、最も人が集まる施設であることを紹介。
図書館で育つ地域の人材は、島のために考えて行動し、発言する人材となり、図書館が「個人の自立」と「地域の自立」を促進させることを訴えた。
14日は社会教育関係団体、公民館関係団体の舞台発表が行われ、民俗芸能や琉球舞踊、ダンス、歌、太鼓演奏など多彩な発表内容に訪れた人たちから大きな拍手が送られた。