新規求人8カ月ぶり減少/職安10月雇用の動き
有効求人倍率0・41倍
宮古公共職業安定所(比嘉章所長)が30日に発表した雇用の動き(2010年10月分)によると、同月の新規求人数は8カ月ぶりに前年同月を下回る221人となった。有効求人倍率は0・41倍で、同比0・02ポイント上昇した。県外就職件数は5件で、4カ月ぶりに増加した。
新規求職件数は、前年同月比19・5%増の343件。前月から繰り越された有効求職者と当月を合わせた月間有効求職者数は1272人と同比82人(6・9%)増えた。
新規求人数を産業別にみると農・林・漁業が25人(前年同月比16人、177・8%増)、建設業23人(8人、53・3%増)、医療・福祉58人(12人、26・1%)などで増加。一方、卸・小売業は大型スーパーがオープンした昨年の反動で同比23人(47・9%減)の25人だった。宿泊業・飲食サービス業も同比20人(34・5%減)の38人。観光客の入域数が影響する宿泊・飲食業について同所は「シーズンオフの10月は、落ち込み幅が大きいが、今年は小さい。例年と比べ観光客が増えたのでは」と話している。
月間有効求人数は521人と、前年同月比55人(11・8%)増加した。
県外からの連絡求人は前年同月比17人(11・1%)減の136人。このうち、臨時・季節の求人は35人と同比25人(250%増)となった。