11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
教育・文化 社会・全般
2010年12月1日(水)9:00

宮古上布の継承決意/稲石祭

関係者集い一層の発展誓う


宮古上布の関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った=30日、旧宮古神社境内

宮古上布の関係者が集い稲石祭で上布の継承と発展を誓った=30日、旧宮古神社境内

 宮古上布を創製した稲石刀自の功績を顕彰する第31回稲石祭が30日午後、旧宮古神社境内にある稲石記念碑の前で行われた。宮古上布関係者が稲石の功績をたたえながら上布の継承を決意し、一層の発展を誓った。


 儀式の後、主催者を代表して宮古織物事業協同組合の長濱政治理事長は「稲石刀自の功績に感謝の念をささげたい。宮古上布は世界の財産と呼べる織物であり、後継者、関係者にとって誇り。これからも宮古上布を守り育てていこう」と関係者に呼び掛けた。

 県宮古事務所の黒島師範所長は「県としても皆さんと連携して可能な限り支援をしていきたい」と強調。市議会の下地明議長は「世界に誇る宮古上布は先人たちの功績によって築かれた。未来永劫の発展を祈念する」と継承を誓った。

 宮古上布は国の重要無形文化財に指定されている貴重な織物。400年以上前、稲石の夫・真栄が琉球の船を遭難から救い、下地の頭に任じられた。稲石は夫の栄進に感激して布を織り、琉球王府に献上した。これが後に宮古上布と呼ばれるようになった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!