母校にプロ入り報告/伊志嶺選手が沖尚訪問
2010年度プロ野球新人ドラフト会議でロッテに1位指名されて入団が決まった宮古島市出身の伊志嶺翔大選手が2日、母校の沖縄尚学高を表敬訪問した。名城政次郎校長ら関係者にプロ入りを報告。「これからはプロとして自覚をもって頑張りたい」と決意を新たにした。
午前11時すぎに同校を訪問。名城校長のほか、野球部の比嘉公也監督や同部コーチで伊志嶺選手の兄・大吾さんらが応対した。
名城校長は「沖尚の名誉を高めてくれて感謝している。沖縄県のイメージも大いに高めてくれた。期待される喜びを味わいながら期待通りの活躍をしてほしい」と激励した。
伊志嶺選手は「沖尚で基礎を築き上げてきたので原点に帰ってきた気持ち。新たなスタートとしてプロの世界で頑張り抜きたい」と決意を示した。
花束の贈呈を受けた伊志嶺選手は、自身が主将として着用した大学オールジャパンのユニホームを名城校長に贈った。また、「沖尚生」に直筆のサイン入り色紙を贈った。
伊志嶺選手は宮古島市下里の出身。南小、平良中を経て沖縄尚学に進学した。同校では2年時に春夏連続で甲子園に出場している。卒業後は東海大に進学して複数回ベストナインを受賞。世界大学野球選手権では銅メダルに輝いた日本代表の主将を務めた。
右投げ右打ち。走攻守そろった選手で、特に50㍍5秒7の俊足と強肩を兼ね備えた堅実な外野守備において評価が高く、ドラフト会議では複数の球団から1位指名を受けた。