産業・経済 社会・全般
2010年12月3日(金)9:00
意見集約システム構築を/マンゴー栽培講習会
JA中部の国吉さんが講演
宮古島市の第2回マンゴー栽培講習会が2日午後、県宮古合同庁舎であった。JAおきなわ中部地区営農振興センターの国吉真也さんが講演し、各種課題の明確化と解消に向けて生産者の意見を集約できるシステムの構築を促した。
この講習会は、宮古で増産傾向にあるマンゴーの生産計画および販路の拡大、安定輸送体制の確立など、あらゆる課題に対応できる組織体制づくりを狙いに開催している。
国吉さんは、豊見城市で実践してきたマンゴーの生産体制づくりの実績や経験に沿って話を進めた。
需要動向に見合った生産計画を立てるためには、当該地域における生産者の意見集約の必要性を強調。「課題や意見がばらばらでは良くない。まとめる組織はJAでも生産協議会でも良いので課題を共有し、明確化することが大切」と話した。
このほか、JA出荷における商品共選のメリットとして、品質の統一化などを挙げ、これと併せて需要に応じた生産・出荷体制づくりの重要性を訴えた。