社会・全般
2010年12月4日(土)9:00
県内キビ農家初の快挙祝う/川満長英さんの内閣総理大臣賞受賞
第49回農林水産祭で内閣総理大臣賞を受賞した川満長英さんの祝賀会(主催・宮古地区農業振興会)が3日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。農業関係者らが多数集まり、県内サトウキビ農家では初受賞の快挙を祝った。川満さんは「受賞は関係者の指導のおかげ。サトウキビを栽培して本当に良かった」と喜びを語った。
主催者を代表して下地敏彦会長(宮古島市長)は「反収21・5㌧、糖度16・4度は驚異的な記録。地域のリーダーとして活躍することを念願する」と期待を込めた。
川満さんは「『キビは宮古の宝』を合言葉に妻と共に愛情を注いで栽培したい。地域の生産農家と一丸となり、宮古地区生産量38万㌧達成を目指したい」と決意を述べた。
JAおきなわの砂川博紀理事長は「反収向上へ日々努力し、研究熱心な姿勢が受賞につながった」とたたえた。
祝賀会では、孫や関係者から花束贈呈されたほか、余興が次々に披露された。
川満さんは、下大豆を利用した土づくりや肥培管理の徹底によって高反収、高糖度を実現。環境配慮型農業の実践も高く評価された。