社会・全般
2010年12月4日(土)9:00
タマン4000匹放流/栽培漁業推進協
豊かな資源形成へ
宮古地区栽培漁業推進協議会(会長・下地敏彦市長)は3日、伊良部の東海岸でタマン(和名ハマフエフキ)の稚魚4000匹を放流した。佐良浜の漁師ら約20人がボランティアで参加。豊かな資源の形成に向け貢献した。
タマンは昨年6月、県から導入。平良の荷川取漁港内に設置されているいけすで中間育成したもの。今年度の放流はこの日を含めて3回目で、計8000匹を放った。1万匹の放流を計画しており、残り2000匹は今月中に放流する。
タマンのサイズは全長12㌢ほど。バケツで数回に分けて放流した。海に返されたタマンは元気良く泳ぎ、沖合へ移動した。
市水産課の池原豊課長は「大きく成長すれば、漁師への恵みの魚となる。今後とも放流を続けたい」と語った。