11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
産業・経済 社会・全般
2010年12月7日(火)9:00

キビ操業がスタート/宮古製糖伊良部工場

2年連続6万㌧見込む


関係者らがキビの束をベルトコンベヤーに投げ入れ、操業が本格化した=6日、宮古製糖伊良部工場

関係者らがキビの束をベルトコンベヤーに投げ入れ、操業が本格化した=6日、宮古製糖伊良部工場

 宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)で6日、2010/11年産サトウキビの製糖操業が県内トップを切って始まった。前期より3日早い年内操業で、2年連続の6万㌧余を見込んでいる。今後の冷え込みで高品質、糖度の上昇が期待されている。


 11月25日に実施した火入れ式で安全祈願した同製糖多良間工場と、宮古製糖城辺工場、沖縄製糖宮古工場の3工場は、年明けの1月7日から操業開始を予定している。

 この日は、原料402㌧を搬入。糖度は最高15・30度、最低11・60度、平均13・51度。基準糖度帯の13・1度以上が73%を占め、平年並みの糖度となっている。

 伊良部工場は、今期は前期より2920㌧少ない6万930㌧、反収は平年並みの7・8㌧を予想している。植え付け面積は、夏植え735㌶、春植え25㌶、株出し27㌶の計777㌶。昨年の750㌶より17㌶増加。今期産のキビは、主力品種の農林15号が全体の31%を占めている。

 操業日数は来年3月31日までの118日間を予定している。

 操業開始セレモニーで、宮古製糖の安村勇社長は「今回は、県下では最初の製糖操業。陸上の安全輸送と工場の安全操業が大事。キビ生産農家が丹精込めたキビは、一本足りとも取りこぼしがないよう取り組んでいく」と決意を新たにした。

 次いで市議会の下地明議長は「安全操業が第一。キビは宮古の大事な基幹作物であり、今後とも市議会でいろんな角度から支援を奨めて行きたい」と述べた。

 安村社長、下地議長、県宮古農林水産振興センターの砂川正幸所長、宮古地区トラック事業協同組合の奥濱貞夫組合長、宮古港運の久貝美喜雄社長ら10人が、稼働中のベルトコンベヤーに向かってキビの束を投げ入れ、圧搾機が稼働した。

 最後は、安村社長や下地議長らが鏡割りで景気づけた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!