新校舎の落成祝う/北小学校
盛大に記念式典と祝賀会
北小学校(冝保定和校長)の新校舎落成を祝う記念式典と祝賀会が5日、同校体育館で行われた。式典には卒業生や教育関係者らが多数詰め掛け、新校舎の落成を祝うとともに今年で128年の歴史を刻んだ同校のさらなる発展と、世界に羽ばたく児童たちの活躍を願った。
あいさつで冝保校長は「新校舎落成を機に本校が128年間築き上げてきた輝かしい歴史と伝統を振り返り継承するとともに、新生北小の新たな歴史を刻む決意をした。教育の充実、発展のためにこれからも保護者や地域の協力をお願いしたい」と述べた。
また、新校舎落成記念事業実行委員会の根間康雄委員長は「新校舎は環境保全を意識し、児童たちにとって最適な教育環境となっている。児童たちは北小で学んだことを誇りに思い、伝統を引き継いでくれると思う」と式辞を述べた。
児童を代表して、児童会長の池間稀壱君(6年)は「新校舎は最新の設備も整っており、エコのアイデアもたくさん取り入れられている。僕たちはこの校舎を誇りに思い、先輩たちが築いてきた伝統や歴史を大事にしながら多くの思い出をつくりたい」と喜びの言葉を述べた。
祝辞では、下地敏彦市長(代読)から「新校舎で学習する児童の皆さん一人一人が大きな夢と高い目標を持ち、学習に励むことを期待している。また、教職員、北学区の皆さんにはこれからも人間性豊かな児童の育成になお一層取り組んでほしい」と呼び掛けた。
そのほか、県宮古教育事務所の小禄恒栄所長、市教育委員会の川上哲也教育長からも祝辞が寄せられた。
式典後は、祝賀会も行われ、いろいろな余興で盛り上がり新校舎の落成を盛大に祝った。
新校舎は鉄筋コンクリート造りで地下1階、地上3階建て。延べ床面積5081平方㍍。建築面積が2585平方㍍。総工費は8億2000万円。広々としたベランダや幅3・7㍍、長さ110㍍の廊下、太陽光発電設備が特徴。