比嘉悠さん(佐良浜中3年)が最優秀賞/中学生人権作文コン県大会
宮古地区受賞者を表彰
第30回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会で、佐良浜中3年の比嘉悠さんが最優秀賞を受賞した。7日午後、那覇地方法務局宮古島支局で表彰伝達式が行われ、比嘉さんのほか奨励賞や協議会長賞など9人の受賞者に賞状が贈られた。
「『幸せ』になるために」と題した作文で最優秀賞を受賞した比嘉さんは、幼児虐待を取り上げて人権問題を考えた。人と人がかかわり合い、助け合う気持ちの大切さを説きながら「人は一人では生きていけない。必要とされれば助けたい、力になりたいという人が必ずいる」とした。
まとめでは「一人ではないからこそ人権が必要。必要なときは助けの力を求め、できるようになればお返しをすることで人権は守り育てられすべての人が幸せになれる」と助け合いの精神を訴えた。
表彰伝達式で中村正治支局長は「皆さんの作文を読んで、身近な人に大事な一言が言えるかどうか、自分の思いをうまく伝えられるかどうか、大事な話をできる人が側にいるかどうか、私自身が考えさせられた。受賞を機にこれからも基本的人権を学び、人権感覚豊かな大人に成長してほしい」と激励した。
人権作文コンテスト県大会には141校から6797点の応募があった。宮古地区の応募数は14校191点。
結果は次の通り。
【全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会】最優秀賞=比嘉悠(佐良浜3年)▽奨励賞=友利安唯希(福嶺3年)中島零(池間3年)温井彩夏(久松3年)真栄城樹(同)
【宮古島人権擁護委員協議会長賞】砂川妙華(砂川3年)川満一平(下地1年)根間裕太(平良3年)島尻結佳(平良1年)山崎杏花(北3年)