漢字文化圏から2500点/市総合体育館
真太陽国際書道展が開幕
第7回真太陽国際書道展、第26回国際蘭亭筆会書法展日本・宮古島展(主催・真太陽国際書道展実行委)が8日、市総合体育館で開幕した。日本、中国、台湾、韓国の漢字文化圏から書道や水墨画、エコをテーマにした「エコ書道」などの作品2500点余りを展示。書画文化の高揚と国際親善をアピールしている。12日まで。入場無料。
会場には、真太陽国際書道展の大賞となる文部科学大臣賞、外務大臣賞、環境大臣賞の「大臣賞」や、宮古島市教育長賞などの入賞作品が展示されているほか、エコアイランド宮古島を世界に発信するために設けたエコ書道の部(テーマは木)の入賞作品も掲げた。
同時開催の国際蘭亭筆会書法展には、日本、韓国、台湾などの著名な書家の作品がひときわ目を引いている。
また、宮古島市の姉妹都市である台湾基隆市の書家の作品も展示した。書道展初日は、市民ほか小学校や高校の団体見学が行われた。
このうち西辺小3年生7人は、一番古い時代の漢字の作品から、現代の漢字を探す「成り立ち(篆書クイズ」に挑戦。自分が知っている漢字を見つけ、それを書写する学習に結び付けた。
上原龍之介君は「昔の漢字は難しいけど、クイズだと面白い。書道をしているけど、もっと頑張ろうと思った」と話した。
引率した池原徳子教諭は「中国や韓国などの漢字文化圏の作品をじかに見るのは、子どもたちにとっても良い機会」と語った。
伊志嶺亮実行委員長は「大臣賞が設けられ充実した書道展となった。宮古の書道文化が向上すればうれしい。特に多くの子どもたちに見てもらいたい」と来場を呼び掛けた。
なお、実行委では学校や保育所、福祉施設などの団体見学を受け付けている。連絡は同実行委(電話74・2085)まで。