農業経営に決意新た/就農サポート講座閉講
21人に修了証書
2010年度就農サポート講座(主催・宮古地区青年農業者育成確保対策協議会、宮古農林水産振興センター農業改良普及課)の閉講式が8日、宮古農村青少年教育センターで開かれた。協議会の下地秀一会長が、21人に修了証書を手渡した。修了者らは、今後の農業経営に決意を新たにしていた。
講座は、新規就農者の早期経営確立と認定農業者への誘導を図る目的で、今年6月に開講。受講生らは全7回講座で、土づくりの基礎や、農業経営の基礎知識、病害虫防除対策、、サトウキビ栽培、果樹の基礎-などを学んだ。この日の最終回では、JAファーマーズマーケット「あたらす市場」やマンゴーハウス、農林水産大臣賞を受賞した川満長英さんのサトウキビ畑、トウガン、タマネギ畑などを視察研修した。
閉講式で下地会長は「現在の農業は、地域で力を合わせる時代に入った。消費者の安心できる農作物を地域として供給することが最も大切。一人勝ちの時代は終わった。勉強したことを生かし、仲間も増やして宮古の農業発展のために頑張ってほしい」と激励した。
修了証書を手にした神里忠さん(34)は「キビや果樹、野菜栽培の基礎知識などいろいろ学んだ。いい勉強になった。学んだことをこれからのマンゴー栽培に生かしたい」と意欲を見せた。