飲酒運転根絶に決意/県ハイヤー・タクシー協
乗務員の逮捕受け緊急会議
今月4日にタクシー乗務員が勤務中に酒気帯び運転で逮捕されたことを受け、宮古地区飲酒運転根絶タクシー事業者緊急会議(主催・県ハイヤー・タクシー協会)が13日、宮古島警察署で行われた。同協会宮古支部(17社加盟)の代表らが参加し、4項目の飲酒運転根絶宣言を行ったほか、再発防止に向け総力を挙げて交通安全意識の徹底を図っていくことを確認した。
主催者を代表して、運天隆副会長が「今回の不祥事を残念に思う。公共交通機関としての質の高いサービスを提供するとともに、事業者全体で飲酒運転の根絶に向け一丸となって取り組んでいこう」とあいさつした。
同協会宮古支部の豊見山健児支部長も「公共交通機関としての使命を再確認するとともに、強い心で行動し飲酒運転の根絶を図り再発防止と利用者の信頼回復に取り組んでいきたい」と述べた。
また、宮古島警察署の島袋令署長も指導訓示のあいさつを行い「上司も部下も関係なく、すべての人が『基本を守る』ということが大切。きょうの会議で再発防止に向けた検証と対策を図ってほしい」と呼び掛けた。
会議では、同署交通課の担当署員による指導講話も行われ、会社全体で意識の高揚を図ることが求められた。
同協会宮古支部の根絶宣言では、「乗務員一人一人が交通ルールを守り、『飲酒運転は犯罪である』との強い心で行動する」、「公共輸送機関としての使命を忘れず、社会に貢献し、飲酒運転等の警察への通報体制を強化し安全安心な社会づくりに努める」など、4項目を宣言し、飲酒運転の根絶に全力で取り組むことを誓った。