博愛センターに認定証/市消防本部
救急ステーション事業所に/宮古で初交付
市消防本部(砂川享一消防長)は13日、うえのドイツ文化村にある博愛国際交流センター(理事長・長濱政治副市長)を救急ステーション(救命講習修了常駐施設)制度の基準に適合する事業所として認定し、宮古では初めての救急ステーション認定証・表示マークを交付した。センターでは、今後救命率向上に向けた体制を強化していく方針。
救急ステーション認定制度は今年8月、県下一斉に始まった。宮古では、救命講習修了者が常駐している施設に対して認定制度を設け、市民や観光客が安心・安全に暮らせる環境を整備し、認定を受けた事業所を活用して救護活動が行えるように体制を推進して行くことが目的。
この日の認定証交付式では、県消防協会宮古地区支部の前川尚誼支部長が、砂川消防長にAED(自動体外式除細動器)の設置が示されている表示マークを贈呈。これを受け、砂川消防長は、センターの平良寛明事務局長に救急ステーション認定証と表示マークを交付した。
砂川消防長は「救命率向上に尽力されることを期待する」、前川支部長は「今後とも関係機関・団体と連携を強化し、事件・事故のない救命活動に取り組んでいきたい」と述べた。
平良事務局長は「宮古の第1号認定証には重い責任がある。日ごろから警察署と消防署と連携した活動を展開したい」と決意を新たにした。