社会・全般
2010年12月15日(水)9:00
ヒレナシシャコガイ捕獲/重さ50㌔
県内天然もので最大級
宮古島近海が分布の北限とされるヒレナシシャコガイ(シャコガイ科、学名デラーサ)が13日、城辺東方海域で見つかり、佐良浜の漁師らが引き揚げた。市内の水槽で飼育されており、県は「現在飼育されている天然ものでは、県内最大級」としている。
飼育中のヒレナシシャコガイの殻にはサンゴが着生し、水深20~30㍍の海底から採取した。重さが約50㌔、殻長約60㌢。
宮古では、1995年と2000年にそれぞれ1固体が発見された。00年の固体は重さ55㌔、殻長73㌢。熱帯海域に分布するシャコガイ。
飼育中の長浜司さん(34)は「初めて見たときは、大きいのでびっくりした」と話した。