団体、個人とも宮工制す/県高等学校自動車整備コン
砂川君九州大会へ
第21回県高等学校自動車整備実技コンテスト(主催・県工業教育研究会)が17日、宮古工業高校で行われた。県内から同校を含む3校が出場。個人と団体でこれまでの練習の成果を競い合った結果、宮古工業高校が個人で上位3位を独占したほか、団体戦も制した。
また、個人の部で優勝した自動車コース2年の砂川貴哉君は来年7月に行われるものづくりコンテスト九州大会(自動車整備部門)に県代表として推薦される。
今回は、宮古工業高校と那覇工業高校、美来工科高校の3校が出場し、技術を競い合った。
コンテストでは、学科試験や測定に関する問題、定期点検など7項目に生徒たちが挑んだ。
競技の結果、個人戦で砂川君が優勝したほか、2位には宮工の上地健弥君(2年)、3位には前里健人君(同)が入り上位は宮工が独占した。
この3人と1年生の川満悠介君を含めた4人で挑んだ団体戦も2位の那覇工業高校を点差で大きく引き離して優勝した。
優勝した砂川君は「昨年は最下位に近い成績だった。今年は出来も良かったので優勝できてうれしい。九州大会ではミスをしないよう心掛けて上位入賞を目指したい」と意欲を示した。
同コンテストは、工業高校自動車科の生徒の技量、力量の向上を図り、相互の活動状況を知ることにより学習活動の活性化を図ることが目的。
実施会場も那覇、中部、宮古で開催し、産業界と地域社会との連携も図っている。