197人にプレゼント/はじめまして絵本
手渡し会 市長による読み聞かせも
「はじめまして絵本プロジェクト2010」(主催・はじめまして絵本の会)の「絵本お手渡し会」が18日、市中央公民館で開かれた。昨年に続いて2回目の開催で、今年は前回より約50人多い197人に絵本がプレゼントされた。手渡し会の前には下地敏彦市長による紙芝居の読み聞かせも行われた。
賛同者から協賛金を募り、市内在住の0~3歳児の希望者に絵本を贈呈する同プロジェクト。今回は昨年からの繰越金を合わせ23万1355円の協賛金が寄せられたことから、197人の応募者全員に絵本がプレゼントされることとなった。
絵本は、同会が選んだ15冊の中から申込者が事前に希望した本が贈られた。会場で絵本を受け取った子どもたちはうれしそうな笑顔を見せていた。もうすぐ2歳になる子どもと絵本をもらいに来た神里絵理奈さん(36)=市平良=は「年齢に合った本だったので申し込んだ。こういう機会は本を読んであげるきっかけになるのでうれしい。本を読んで聞かせるごとに子どもが話す単語が増えていくのを感じる」と語った。
同会の池城かおり代表は「たくさんの人が応募してくれてうれしく思う。趣旨に賛同し応援してくれた人たちに感謝したい。来年は形を変えるかもしれないが、幼い子どもが本に触れるきっかけづくりは続けていきたい」との思いを示した。
手渡し会の前には「お楽しみイベント」として、同会のメンバーでひよどり保育園の花城千枝子園長が絵本と子育てについて講話を行ったほか、北小学校で読み聞かせのボランティアを行っている下地智子さんが親子で楽しめる手遊びを披露。そして特別ゲストとして参加した下地市長が、花城園長作のオリジナル紙芝居「グワッペのぼうけん」の読み聞かせを行った。
子どもたちは下地市長の語るストーリーに聞き入っていた。