11/28
2024
Thu
旧暦:10月27日 赤口 乙 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2010年12月21日(火)22:15

「税制大綱」(行雲流水)

 政府は、平成23年度税制改正大綱を閣議決定した。企業には法人税を5%、1兆5000億円を減税し、個人には5000億円を増税するというものである


▼減税で企業の競争力を高めることが雇用を拡大し、格差の是正につながるという思惑であるが、その効果には疑問視する声が大きい。菅首相は14日、米倉日本経団連会長と会談、雇用を拡大するよう要請したが、米倉会長は「約束するわけにはいかない」と拒否している

▼今日、一般国民の所得は毎年減少しているが、企業の「内部留保」は増え続けている。資本金10億円超の大企業に限定しても240兆円の内部留保を抱えている(財務省・統計)。税制は「応分負担」、つまり負担能力に応じて課税するというのが基本であるから、巨額の内部留保を抱えている企業に相応の負担を求めるのは当然である。ところが方向は逆で、消費税増税への方向も現実味を帯びてきた

▼TPP(環太平洋連携協定)参加も憂慮される。原則である関税撤廃を前提とすると、農水省の試算では米は90%減で、食料自給率は現在の40%から20%になる。サトウキビや畜産も壊滅的な打撃を受けるということで宮古島市も議会も反対を表明している

▼平成23年度予算では、農家個別保障に「規模加算」導入される。これはTPP参加など貿易自由化をにらみ農地拡大を促し生産性向上を図るのがねらいと見られている

▼混迷のときは原点に返ることが大切。「国民生活本位」に政策を切り替えてほしい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!