産業・経済 社会・全般
2010年12月25日(土)9:00
養殖アーサを初収穫/西原漁業研究会
今年度4トンを見込む
西原漁業研究会(仲間正宗会長)は24日、大浦湾の養殖場でアーサ(和名・ヒトエグサ)を初収穫した。初日の水揚げは約35㌔。今年度の生産は4㌧を見込む。島内のスーパーや土産店、漁業直売店などで販売される。
同会は2007年から試験養殖を開始。翌年、漁業権更新の際に大浦湾の特定区画漁業権を取得し、生産を行っている。
今年9~10月に天然採苗した網350枚を設置。縦20㍍、横1・3㍍の網には青々としたアーサが育ち、特殊な機械を使って網を巻き上げながら収穫した。
この日収穫したアーサは、宮古島漁業協同組合の直売店「んきゃどら」で27日から販売する予定。
同会の池田博次さんは「品質は昨年より良いだろう。気温が下がればもっと良くなる」と期待を込めた。
県や市、国の関係者が集い、収穫式が行われた。宮古島漁協の小禄貴英組合長は「初収穫おめでとう。年々技術も向上している。今後は販路を拡大していこう」とあいさつした。