飲酒運転はしない/タクシー協宮古支部
警察に宣言文と署名提出
県ハイヤー・タクシー協会宮古支部(豊見山健児会長)に加盟する17社のタクシー乗務員は飲酒運転根絶宣言を行い24日、宮古島署の島袋令署長に報告した。全乗務員320人がそれぞれの事業主に提出した署名も添え、酒を飲んだら絶対に車を運転しないことを誓った。
今月4日、タクシー乗務員が勤務中に酒気帯び運転で逮捕されたことを受け、再発防止と乗務員の意識改革を図ることを目的に行った。13日には緊急会議を開き、飲酒運転根絶宣言を行ったほか、総力を挙げて交通安全意識の徹底を図っていくことを確認している。
宣言文を読み上げた豊見山支部長は「飲酒運転は、重大事故や死亡事故に直結する大変危険な行為であり、何の罪もない人を巻き込み、時には命を奪う悪質な犯罪である」と指摘。その上で①酒を飲んだら運転しない②運転する人には酒を勧めない-など5項目を上げて決意を示した。
島袋署長は「2度と起こさないことが大切。飲酒運転根絶はタクシー業界だけでなく、地域の人たちも同じ思いで啓もうをさらに広げる必要がある」と述べた。
宮古島地区交通安全協会の仲本文範副会長は「これから取り組むべきことをすみずみまで浸透させていくことが大切」と話した。