北中が2年連続最高賞/打楽器五重奏
来年2月に九州大会へ
第35回県吹奏楽アンサンブルコンテストが26日、南城市のシュガーホールで行われ、北中の打楽器五重奏が金賞を受賞した。同時に2年連続で県代表に選ばれ、来年2月に長崎県で開催される九州大会への出場を決めた。同校の金管八重奏、平良中のサクソフォン四重奏、下地中のフルート三重奏もそれぞれ金賞を受賞した。
北中の打楽器五重奏は2年生の与儀琴美さんをグループリーダーに1年生の根間彩佳さん、友利総志郎君、浜元佑君、山城航生君の5人で演奏した。
前回のコンクールで全国大会に出場した先輩たちの実績を重圧に感じながらの演奏だったが、それぞれが各パートで練習の成果を発揮。高い演奏技術を披露して審査員から高い評価を得た。
与儀さんは「本番中にミスが出て金賞も九州大会もないと思っていたけど両方取れて本当に良かった」と安堵した表情で話した。九州大会に向けては「九州のレベルは高い。それでも上位に入れるように練習を頑張りたい」と抱負を話した。
27日に空港で開かれた報告会で亀濱敏郎校長は「昨年全国大会に出場した先輩たちの活躍を引き継ぐ素晴らしい結果。九州でも頑張ってほしい。みんなでサポートしていく」と激励した。
同校は金管八重奏でも金賞を受賞、この二つは2年連続ダブル金賞の快挙。演奏者の一人で2年生の下地咲希さんは「みんなの支えがあって金賞を取ることができた」と感謝しながら胸を張った。
平良中サクソフォン四重奏も九州大会出場は逃したが、金賞を受賞。グループリーダーで3年生の与座美奈子さんは「目標にしていた金賞は本当にうれしい。九州には行けないけど、自分たちの力を出し切れたので悔いはありません」と笑顔で話した。
フルート三重奏で金賞を受賞した下地中吹奏楽部の池間美帆部長は「緊張したけど失敗もなく楽しく演奏できた。金賞は狙っていなかったけど受賞できてうれしい。今後は1月の定期大会に向けて頑張りたい」と喜びと抱負を話した。
同校吹奏楽部は、サクソフォン五重奏でも銅賞を受賞した。