新年の思い筆に込め/全宮古小・中学校書き初め競書大会
池原雄大君(北中3年)らが金賞/児童生徒265人が競う
第30回全宮古小・中学校書き初め競書大会(主催・宮古地区PTA連合会)が16日、宮古島市総合体育館で行われた。今大会には児童生徒265人が参加し、日ごろの練習の成果を発揮するとともに新年に思いを一筆一筆に込めて作品を仕上げた。審査の結果、池原雄大君(北中3年)らが金賞に輝いた。
大会には小学生214人、中学生51人が参加。学年ごとに課題の書に挑戦し、練習してきたこれまでの成果を競い合った。
開会式で、PTA連合会の佐和田勝彦会長は「昨年はインフルエンザの影響で開催できなかったが2年ぶりの開催となった今年も多くの児童生徒が参加してくれてうれしく思う。今年はウサギのように飛び跳ねていろいろな面で活躍してほしい」とあいさつした。
開会式後、一斉に練習を開始。清書に向けて児童生徒たちは、課題点を修正しながら集中力を高めていった。
清書が始まると会場は静まり返り、それぞれ真剣な表情で自分の作品と向き合い一筆一筆に集中しながら3枚の清書を完成させた。
会場二階のギャラリーには多数の父母らがわが子の書にくぎ付けとなり、書き終えると「上手に書けてたよ」「きれいに書けたね」などと声を掛けて頑張った子どもたちを励ましていた。
大会終了後は、親泊宗二さん、下里真智子さん、大城玲子さんによる審査が行われた。学年ごとに基本点画や筆順、文字の配列や大きさ、本文と落款のバランスなど厳選な審査で入賞作品を決定。各学年ごとに最高賞の金賞1点をはじめ、銀賞2点、銅賞3点、入選複数点を決めた。