仲本さん「ヒトエグサ養殖」を報告/県青壮年・女性漁業者交流会
「特産品開発」の体験発表/宮総実高生徒ら
【那覇支社】第16回県青壮年・女性漁業者交流大会(主催・県、県漁連)が14日、那覇市の水産会館で開催され、宮古島漁協西原漁業研究会指導漁業士の仲本博一さんと宮古総合実業高食品学科3年の下地沙也加さん、福里奈美希さん、友利渉君、友利龍太君らが実績・体験発表を行った。
同交流大会は県内の漁村青壮年・女性漁業者や研究グループの自主的活動を発表し、相互の知識交流や活動意欲向上と成果の普及を促進することなどを目的に毎年開催されているもの。
実績発表で仲本さんは「ヒトエグサ養殖に取り組んで」と題して報告し、ヒトエグサ(アーサー)養殖に取り組んだ経緯を説明。県全体の養殖モズクが2万トンを超え、モズク単価の急激な下落から、先行きを憂慮した養殖漁業者5人で複合経営による経営改善を行ったことなどを報告した。
また、宮総実高3年の下地さんらは「特産品開発の取り組み」と題して体験発表し、宮古島漁協から依頼されたモズク、ソデイカ、シビマグロ、アーサの特産品を試作し、「アーサシフォン」「アーサマフィン」「もずくちんすこう」「マグロまん」などの開発に成功した事例を紹介した。「地元スーパーやコンビニで販売できるような宮古島の重要な特産品になることを目指している」と述べ、発表を締めくくった。