宮古角力で体力増進/福嶺小
土俵完成、元気に力比べ
ちびっ子角力の宮古チャンピオンが2人いる福嶺小学校(砂川芳之助校長)に角力場が完成した。21日に土俵開きが行われ、同校の児童たちが力比べを楽しんだ。県角力協会宮古支部の面々も訪れて祝福。「将来は沖縄角力のチャンピオンを誕生させよう」と子どもたちを激励した。
一辺7㍍40㌢の正方形の角力場は、体幹を鍛えて体力の増進を図ることを狙いに同校が設置した。伝統ある宮古角力に対する関心を高め、礼儀作法を学ぶことも目的の一つ。
土俵開きで砂川校長は「体の中心、体幹を鍛えればもっと強くなれる」と話し、スポーツ全般における相乗効果を期待。「角力場を有効に活用し、たくさん遊んでほしい」と児童に呼び掛けた。
角力協会宮古支部の川満盛一支部長は「角力で体を丈夫にすれば健康になり、忍耐強くなる」とちびっ子角力の普及に期待した。
この後児童たちが角力で力比べ。広い角力場で覚えたばかりの技も披露し、父母や教職員を喜ばせた。
角力の宮古チャンピオンは2年生の平良真亜樹君と6年生の松川亮也君。平良君は「角力が大好きなので角力場ができたのはとてもうれしい。ここで先輩たちと練習して強くなりたい」と話し、角力場の完成を喜んだ。