社会・全般
2011年1月23日(日)9:00
園の取り組み紹介/園内保育研究発表会
玉城会長 保育制度テーマに講演
2010年度園内保育研究発表会が22日、荷川取公民館で開かれた。ふたば保育園の保育士が豊かな人間関係を作るために取り組んでいる園の活動を報告したほか、県私立保育園連盟の玉城善徳会長が「変動する保育制度の動向」をテーマに講演を行った。
市内の保育士約120人が参加して行われた研究発表会では、ふたば保育園の保育士が「豊かな人間関係を作る~ふれあい・体験を通して人間関係の基礎づくり~」をテーマに、お泊まり保育や祖父母との集い、卒園児との交流など園での取り組み内容を紹介。「多くの人とのコミュニケーションや体験が、豊かな人間関係を築く力を育むのではないかと思う」との考えを述べた。
玉城会長の講演では、国が導入を検討している「子ども子育て支援システム」について「市町村の保育への義務がなくなる恐れがある」との考えを示した上で「今の制度の維持、拡充を求めるべき」との持論を披露。「信頼される保育姿勢を継続することで保護者からの理解が高まる。地域に信頼される保育所づくりを続けてほしい」と呼び掛けた。