宮古-那覇毎日5便/スカイマーク
今年9月から就航目指す
【那覇支社】スカイマーク社(本社・東京)の西久保愼一社長が24日、県庁に上原良幸副知事を訪ね、同社が新規に定期路線開設を計画している那覇-宮古路線について運航案などを報告した。同社は今年9月1日から那覇-宮古線を毎日5便定期就航することを目指して25日にも宮古空港ターミナルとの交渉に入る。また、国交省へは路線開設準備を整えた上で、6月に申請を行い定期運航の許認可を得る予定だ。
上原副知事を表敬した西久保社長は、宮古便の定期就航を検討した理由について、当初は石垣便定期就航を検討していたが、宮古からの要請が多かったことや、現段階での空港整備状況では宮古空港の方が条件が良いことなどを挙げた。
計画報告を受けた上原副知事は「離島は旅客船もなくなり、飛行機だけになってしまった。路線を増やし、料金にも配慮してほしい」と述べ、運航便数が増えることによって価格競争による運賃低減化が図られることを歓迎した。
西久保社長は離島便は距離を勘案すると価格設定が高いことを説明した上で、「安い値段を出さないと、本来動きたい人も動けなくなる。宮古島は未開拓の部分が多く、観光客を増やす要素を持っている。旅客コストが一定の水準にならなければ」と述べ、旅客運賃の低価格に努める趣旨を述べた。
同社は定期就航開設を目指す2カ月前の7月には国交省の許認可を得て、旅券販売にこぎ着けたい意向だ。