「にっぽん丸」が入港/平良下崎埠頭
7年ぶり 船長らに歓迎の花束
三井商船客船の大型クルーズ船「にっぽん丸」(2万2472㌧)が24日、平良下崎埠頭に2004年以来7年ぶりに入港し、歓迎式典が行われた。番留誠船長、浜田慎一郎機関長、星野啓太ゼネラルマネージャーの3役にミス・ブーゲンビレアと観光協会の職員から歓迎の花束と記念品が贈られた。入港時には宮古島クルーズ客船誘致連絡協議会の会員や市役所の職員ら約50人が同埠頭で「にっぽん丸」の寄港を歓迎した。
式典で同会会長の下地敏彦市長は「宮古島への寄港は大きな喜び。乗客一人一人が宮古島のファンとなり、島の宣伝を担う情報発信源となることを期待している。乗員、乗客の皆さんを心から歓迎したい」とあいさつした。
宮古島は初めてという番留船長は「東南アジアなどへの航海では必ずこの近海を通る。いつか(宮古島に)行きたいと思っていた。願いがかなった」と話した。
式典後、下地市長、下地明市議会議長はじめ関係者らは、船内の劇場やレストラン、カジノなどを見学した。
この航海はJTB沖縄の那覇発着先島周遊ツアーで寄港した。乗員、乗客合わせて400人余りが乗船している。
「にっぽん丸」の入港は7年ぶり2回目。同船はこの日午後6時ごろ石垣沖に向け同埠頭を出港、28日に那覇に帰港する。