解体工事はじまる/旧農高体育館
新宮古病院建設に向け撤去
新宮古病院の建設に向け、旧宮古農林高校体育館の解体撤去工事が始まった。工期は今月20日から3月中旬までで、撤去終了後、新病院の本体工事に着手する。
県は、現施設の老朽化に伴う建物の危険性や増改築を重ねたことによる非効率的な施設配置、駐車スペース不足などの問題から、宮古病院を旧宮古農林高校グラウンド跡地(2万2914平方㍍)に新築移転させることを決定。2013年5月の開院を予定している。
同体育館については、09年3月に策定された整備基本計画案では改修工事を施して活用する予定となっていたが、改修工事のコストや駐車場スペース確保などの観点から、県は基本設計の段階で解体撤去することを決めた。県病院事業局県立病院課では「築年数もある程度たっていて、後々の改修の必要性など総合的に考えた結果、撤去する方が効率的と判断した」と説明する。
新宮古病院は地上6階の鉄筋コンクリート造りで、建築面積5948平方㍍、延べ床面積1万9640平方㍍を予定。病床数は277床、駐車スペースは350台。建設総事業費は約65億円を見込む。