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2011年1月31日(月)9:00
「あっ、シギだ」と歓声/与那覇湾
宮古野鳥の会、新春市民探鳥会
宮古野鳥の会(仲地邦博会長)は30日、下地与那覇湾のサニツ浜で新春市民探鳥会を開いた。愛鳥家ら10人余が参加。寒風が吹く中、シギ・チドリなどを観察し、感動した表情を見せていた。
観察の合間には仲地会長が与那覇湾について説明した。
仲地会長は「与那覇湾は、宮古島最大の干潟で湾口1700㍍、面積約1300㌶、最大水深2㍍。現在は県指定の鳥獣保護区で日本の重要湿地500にも選定されている」と述べた。
その上で「これまで与那覇湾で記録された鳥類は172種類。今日は寒いですが、観察を通して与那覇湾の大切さを考えてほしい」と語った。
参加者らはフィールドスコープをのぞいて水鳥を確認。野鳥図鑑で特徴を調べ、野鳥名を特定していた。
この日はトウネン(シギ科)、キョウジョシギ(同)、メダイチドリ(チドリ科)など8種類、400~500羽を観察した。