中学校統合検討委設置へ/城辺、伊良部、下地の3地区
住民、市教委などで構成
宮古島市学校規模適正化検討委員会(委員長・川上哲也教育長)の中学校規模適正化で、学校統合に向けた取り組みが進められている城辺、伊良部、下地の3地区で来年度に統合検討委員会の設置が予定されている。市教育委員会事務局では夏ごろまでに3地区での設置を予定。今後、市教育委員会(宮国博委員長)の中で設置時期などを協議していく。
学校規模適正化検討委では先月の中間答申で「中学校の統合を優先する」とし、城辺の福嶺、城辺、西城、砂川の4校を1校に、平良の北、西辺、狩俣、池間の4校を1校に、伊良部の佐良浜と伊良部の2校を1校に、下地と来間も1校に統合する内容で宮国委員長に答申書を提出した。
統合時期については、2014年度までに来間と下地が統合するほか、19年度までに佐良浜と伊良部を統合。
さらに福嶺、城辺、西城、砂川は21年度までに、池間、狩俣、西辺、北は23年度までにそれぞれ1校に統合するとしている。
このうち統合時期が最も遅い平良以外の3地区で来年度早々にも地域住民や市教育委員会の委員、同委員会事務局による統合検討委員会の設置が予定されている。
統合検討委の設置について川上教育長は「3地区で統合検討委を設置して、統合に向けた課題など住民の声をしっかり聞いて、丁寧に説明しながら進めていきたい」と述べた。
統合検討委では、統合した場合の新校舎建設の有無など、それぞれの地域の統合に伴う課題などについて検討、協議を行っていく。