e-Taxの活用を/確定申告受付開始
下地商工会議所会頭ら 電子申告をPR
2010年度分の所得税などの確定申告受付初日となった16日、宮古島商工会議所の下地義治会頭らがパソコンを使っての国税電子申告・納税システム「e-Tax」による申告を行い、電子申告の手軽さをPR。市民にe-Taxの活用と早期申告を呼び掛けた。
e-Tax申告を行ったのは下地会頭と、沖縄宮古法人会の真栄城宏会長、宮古青色申告会の下地信輔会長の3人。宮古島商工会議所会議室に設置されたパソコンを使い、宮古島税務署員の指導に従って申告書を送信した。
下地会頭は「今回初めてe-Taxを体験したが、思ったより簡単でスムーズに操作することができた。商工会議所でも便利なe-Taxの利用促進に協力したい」、真栄城会長は「法人税の電子申告が便利なことは分かっていたが、個人での申告がこんなに便利とは知らなかった。法人会でも会員の皆さんにぜひ勧めていきたい」、下地会長は「青色申告会では会員のための申告用簡易ソフトを販売していて、これを使うと簡単に申告ができる上、特別控除を受けることもできる。ぜひ入会して活用してほしい」と、それぞれ語った。
所得税の申告期限は3月15日まで。宮古島税務署の喜久山定男総務課長は「大事な申告なので、期限直前に慌てることがないよう、早めにe-Taxでの申告をお願いしたい」と早期申告へ協力を呼び掛けた。
e-Taxの利用には、住民基本台帳カードや電子証明書の取得と、ICカードリーダライタを購入する事前準備が必要。詳しい利用方法はe-Taxホームページ(アドレスhttp://www.e-tax.nta.go.jp/)で閲覧できる。
宮古島税務署では16日から3月15日まで、同署正面玄関前に警察官型人形「宮古島まもる君」を設置するとともに、島内の「まもる君」すべてにe-TaxをPRするたすきを掛け、積極的な活用をアピールする。