きょうジュウルクニツ
スーパー、買い物客で混雑/宮古空港は帰省ラッシュ
きょう18日は、後生の正月といわれる「旧十六日祭(ジュウルクニツ)。家族や親戚が墓前に集い、ごちそうを供えて先祖を供養する。前日の17日、市内のスーパーは、果物のお供えセットなどを買う客で混雑。宮古空港は、帰省ラッシュとなった。
スーパー
市内あるスーパーは、夕方から買い物客でにぎわった。
ジュウルクニツ用品の紅白カマボコや、豚三枚肉、果物のお供えセット、花、和菓子などはコーナーを設け満載。どの品も飛ぶように売れた。
煮付けにする三枚肉は、いつもの日の15倍近い売れ行き。紅白カマボコは300本用意した。お供えセットを担当する職員は「陳列台の補給が間に合わない」とうれしい悲鳴だった。
ジュウルクニツのお墓参りのため、大阪から帰省した50代の女性は「家族、親せき一緒に、先祖孝行したい。みんなと会うと、心が和む」と古里の行事を楽しみにしていた。
ジュウルクニツは、ごちそうを囲み、酒を酌み交わしながら一族の絆を深める一面も持つ行事。市内の小・中学校は、午後から休みとなる。
空港
17日の宮古空港は、旧十六日祭をふるさとで過ごそうとたくさんのおみやげを持った帰省客や出迎えの人たちで混雑した。
この日は日本トランスオーシャン航空(JTA)、全日空(ANA)とも那覇-宮古便は全便満席で、空港ロビーには子や孫との再会を喜ぶ家族の姿が見られた。
那覇市在で伊良部島出身の奥平恵福さんは「5年前に亡くなった父親の遺骨に手を合わせる大切な機会なので毎年旧十六日祭には帰省している。親戚も高齢化で滞在期間中にはキビ刈りの手伝いをしたいと思っている」と話した。
きょう18日も那覇-宮古便はJTAで全便満席。ANAもほぼ満席となっている。
Uターンのピークは20日でJTA、ANAとも全便満席となっている。