3月末まで電柱撤去へ/マクラム通り電線地中化
電線引き込み急ピッチ
県道高野西里線(通称・マクラム通り)の電線地中化工事は現在、事業所や家庭への電線引き込みが急ピッチで進められている。沖縄電力とNTTは3月末までの電柱撤去を目指す。
同事業の区間は、平良港交差点から北給油所までの0・6㌔(両側計1・2㌔)。昨年3月に着工した工事は、1年での完了が見込める速い進ちょくとなった。
県が行う管路などの敷設は、1月に終了。電線の引き込みが、2月上旬から始まった。
共同溝には電気や電話、テレビ放送用線が敷設されている。
沖縄電力は3月中旬ごろから電柱撤去に入り、3月末までには終わらせたいとしている。
同路線の電線地中化は、09年度の補正予算に組み込まれた緊急経済対策事業で実施した。総事業費は、約6億円。
電線地中化は①台風被害の軽減・都市災害の防止②安全で快適な空間創出③都市景観の向上-などが目的。ライフラインが寸断された台風14号(05年9月)の被害を契機に、住民の強い要望を受け05年にスタートした。
サンエー前交差点からJA宮古地区本部前交差点までの平良城辺線(片側2・75㌔、両側計5・5㌔)や下里東通り(同0・37㌔、同0・74㌔でも、管路敷設が完了している。
新年度は、平良港交差点からトゥリバー入り口交差点まで国道390号の工事に入る。片側1・4㌔、両側2・8㌔が整備される。総工費は約8億円。