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社会・全般
「教育の日」(行雲流水)
去る2月20日(日)は宮古島市の「教育の日」、各学校では授業参観や学芸会、講演などが行われた。砂川小学校(校長・新里二男)でも学芸会が催され、大勢の父母や地域の人々がかけ参じた
▼学校の「実践成果報告」があり、「幼児・児童一人一人が確かな学力などの生きる力をはぐくむ」ことを目標に、実践してきたことと、その成果を報告した。幼稚園からは「遊ぶこと」と「食育」、「生活におけるマナー」等の大切さが強調され、そのための実践が報告された
▼児童の発表では、各学年の発達段階に応じた出しものが披露された。幼稚園児と1、2年生のかわいらしい踊りと5年生の力強い演舞があった。4年生の「合奏」では、多彩な演出で美しい音楽が奏でられた。3年生の(群読・音読)「モチモチの木」では演劇を加味した熱演で物語が展開された。主人公・豆太の家のモチモチの木は優しさと勇気を見せたときに灯りをともす。豆太は病気のおじいさんを助けるため、暗い夜道を懸命に走る。その優しさと勇気でモチモチの木に灯りがともる
▼6年生の(地域歴史劇)「ティダヌスマ~金志川豊見親と仏教」は友利に伝わる「英雄」を題材にしたもので、豊見親の生いたちや活躍、さらには首里・王朝で仏典(大般若経)を入手、宮古に仏教を伝えるまでを演劇で表現した。郷土の歴史を掘り起こし、演ずることで、歴史というものに目を開き、郷土愛を深めるにちがいない
▼この催しは、子どもたちの健やかな成長を確かめる機会になり、学校と家庭・地域の連携を深める機会になった。