予定地の土壌調査始まる/新ごみ処理施設
3カ所でボーリング実施
新ごみ処理施設の予定地、市クリーンセンター西側で23日、土壌調査が始まった。3カ所でボーリングを実施し、土壌に含まれている物質を調べる。3月末までに調査結果をまとめ、県に報告する。現在実施中の環境影響評価(アセスメント)にも盛り込まれる。
市環境施設整備室によると、土壌調査は昨年4月に改正された土壌汚染防止法により、県への報告が義務付けられた。
予定地は以前、野焼きなどが行われていたため、有害物資の残留の有無などを調査する。内容は▽揮発性有機化合物▽重金属▽農薬▽ダイオキシン類-などとなっている。
環境アセスの現地調査は昨年11月に終了し、現在は準備書の作成に入っている。4月には公告・縦覧および住民説明会を実施する予定。意見をまとめた見解書を作成し、審査会に報告する。
7月からは評価書の作成を始め、審査会などを経て来年3月には公告・縦覧を行う。環境アセスに問題がなければ、同年4月から設計などの作業に入る。
新ごみ処理施設の建設計画では、処理能力は1日(16時間稼働)63㌧。資源ごみなどの処理施設や展示室、視聴覚室などを設置するリサイクルプラザも併設する。