勝連さんのキビ、反収20・6㌧/サトウキビ競作会
2年連続県1位に期待
県糖業振興協会の2010-11年期サトウキビ優良事例調査(競作会)宮古地区全刈り作業が24日、地区代表の勝連栄一さんのほ場で行われた。収穫した結果、収量は反収ベースで20・6㌧、平均糖度は13・9度。産糖量は同協会で正確に算出されるが、2年連続宮古地区代表の県1位が期待される。
勝連さんのサトウキビは夏植えで品種は農林21号。09年8月に植え付けたもので、堆肥とプリンスベイト剤を使用している。さらに植え付け後、高さ1㍍ほどに伸びたキビを根元から切って茎数を増やしたという。
全刈り作業は午前9時30分ごろから行われた。県、市、JAなどの関係者が刈り取り作業を担当。キビの長さは最長で5㍍超、平均でも4㍍50㌢以上で高収量を裏付けた。
収穫後は宮古製糖城辺工場で計測した。収量、品質ともに前期県1位だった川満長英さんのキビには及ばないものの反収20㌧は県内トップクラス。事前の予備審査では産糖量も上位に付けるなど県1位が期待される。
勝連さんは「宮古代表に選ばれてうれしく思う。このキビは県1位を狙って植え付け時から管理してきた。1位になって皆さんの期待に応えたい」などと抱負を話した。
勝連さんのサトウキビについて、県糖業振興協会の糸数勝美次長は「茎数も長さもあるキビで素晴らしい」と評価した。
最終審査は来月上旬に実施、表彰式は4月21日に行われる。