教育・文化 社会・全般
2011年3月1日(火)9:00
生徒に知識で貢献/琉大生
平良中で「知のふるさと納税」
琉球大学は28日、平良中学校(野原敏之校長)で離島支援プロジェクト「知のふるさと納税」を行った。宮古出身の学生9人が参加。学生らは、授業中の担当教諭から要望を受け、サポートで生徒たちを指導した。
同納税は、琉大2010年度中期計画達成プロジェクトと平良中が文部科学省から委託を受けている「学校教育支援本部事業」と連携して実施したもの。
プロジェクトは、離島地域が抱える構造的な課題に対する支援事業を実施するとともに、その検証により、継続に向けたスキームを開発するのが目的。
琉大では「離島出身の教員や学生が、郷土である離島に貢献するというスキームを確立することで『特別な思い入れ』を担保することが可能になるとともに、柔軟な送り出しや受入体制も可能となり、交流機会の継続時な創出が期待される」としている。
学生のうち、友利理志さんは、2年1組で社会科の授業をサポート。生徒34人の中で問題が解けない場合は、ヒントを与えて解答させた。