社会・全般
2011年3月6日(日)9:00
発掘調査始まる/城辺の浦底遺跡
人骨の発見に期待
先史時代の後期(約2500~1800年前)遺跡とされる城辺の浦底遺跡で4日から発掘調査が始まり、人骨の発見に全力を上げている。
発掘調査は4~11日までの8日間。期間中、元琉球大学准教授で形質学専門の土肥直美さんをリーダーとした調査員10人余が参加する。
後期は、宮古では無土器時代。浦底遺跡では、過去の発掘調査でシャコガイ製貝斧が多数出土。またストーンボイリングと呼ばれる調理用の石蒸し遺構が数多く発見され脚光を浴びた。
土肥さんは「浦底遺跡では、まだ人骨が見つかっていない。地域住民の聞き取り調査から『過去に砂を採取した際に人骨を見た』という情報がある。貴重な情報なので、今回の発掘調査で発見できれば」と期待を込めた。