「自分の将来、具体的に」/川満陽香理さん
母校の後輩にメッセージ/北中で講演会
宮古初の女子プロゴルファー・川満陽香理さんの講演会が10日午後、川満さんの母校の北中学校であった。全校生徒を前に川満さんは「自分の将来について具体的に考えることが大切」と話し、常に目標を掲げる人生設計を呼び掛けた。
川満さんは東小、北中を経て浦添市の昭和薬科大学附属高校に進学。その後立命館大学に進み、勉学とゴルフを両立させてきた。
川満さんは「中学時代はプロになりたいかどうか自分の中でも漠然としていた」などと話し、勉強と両立させてきた中学時代を紹介した。高校も両立できる学校を選び「高校のときの試合で優勝して初めてプロになりたいと強く思い、具体的なイメージを描くことができた」と話した。
川満さんは「具体的な目標を定め、逆算して自分がやるべきことを常に考えてきた。勉強との両立だったけどゴルフも勉強も集中して取り組めるような時間を設定した」と高校時代から効率的に時間を活用してきた経緯を詳しく説明した。
生徒たちに「もし私が中学校のとき何もせずにだらだらとした時間を過ごしていたら今の自分はない。やりたいことが明確に決まらなくても、具体的なイメージが描けなくても常に自分の将来のことを考えてほしい」と呼び掛け、目標設定の大切さを訴えた。