前年実績6・43ポイント上回る/2月末現在国保収納率
89%の目標達成目指す
宮古島市の2010年度国民健康保険料・税(国保税)一般現年度分収納率は2月末現在で71・49%となり、前年同月実績の65・06%を6・43ポイント上回った。市国民健康保険課では、今後も好調な徴収率を維持させ、今年度の当初目標として設定した収納率89%を達成させたい考えを示している。
10年度の国保税一般現年度分調定額は10億9901万9057円であるのに対し、2月末現在の収入済額は7億8855万4850円。出納整理期間の5月末までにあと約1億9000万円徴収することができれば、目標収納率の89%を達成することができる。
今年度、国保税収納率が好調に推移している要因として、同課の下地昭雄課長は「08年度が85%台、09年度は84%台と収納率が低下していたことに課全体で危機感を持ち、収納率向上へ向け休日相談や文書送付など細やかな対応に取り組んできた結果ではないか」と話した。
このままのペースで推移すれば、収納率が90%台に達する可能性もあるとしながらも、5月末までは予断を許さないと語る下地課長。「前年度の収納率は県内市中、最下位だった。その汚名を返上し、国保事業を安定させるためにも協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
09年度の国保税一般現年度分調定額は12億2417万5450円だったのに対し、2月末現在での収納済額は8億118万9489円だった。