永年勤続の122人表彰/商工会議所会員大会
「能力高め活力向上を」
宮古島商工会議所(下地義治会頭)主催の第36回会員大会が17日、市内のホテルで開かれ、会員40企業の永年勤続優良従業員122人を表彰した。会の冒頭には、11日に発生した東日本大震災の犠牲者に対する黙とうが行われ、亡くなられた人たちのめい福を祈るとともに被災地の早期復興を願った。
下地会頭は「今回の震災により国の社会情勢は危機的な状況に直面しており、国民一人一人の協力支援が今こそ求められている」と訴えた。
会員企業に対しては「変革の厳しい苦しい時代だからこそ、最大の財産である『人財』の能力を高め、その能力を十分に発揮してもらうことが地域経済の活力向上につながる」と呼び掛けた。
受賞者に対しては「高い志を持って自己研鑽に努め、自らを変革し、社業の一層の発展と宮古圏域の振興に尽力してほしい」と祝福の言葉を贈った。
受賞者を代表して、下崎工事社の下地幸吉さんが「この受賞は同僚職員、家族の支えと協力のおかげ。これからも今の気持ちを忘れることなく、労使協調のもと快適な職場づくりに努め、企業発展と地域活性化のために頑張りたい」と謝辞を述べた。
表彰式の前には、心療カウンセラーの宮内一郎氏による特別講演が行われた。宮内さんは「ウチナンチュの個性を育てる」の演題で講話し、個性豊かな県民性を生かした子育てなどを呼び掛けた。