社会・全般
2011年3月18日(金)9:00
ホルトノキ71本撤去/宮古土木事務所
電線地中化で移植後枯れる
道路に植えてあった街路樹71本を別の道路に移植したが、根付かずに枯れてしまった。この道路を管理する県宮古土木事務所は安全面を考慮し16日から撤去作業を実施、「緑を減らさないようにと思い移植したが、高木を育てるのは技術的に難しかった」と話している。
同事務所維持管理班によると、枯れた街路樹は市役所平良庁舎側に植えられてあったホルトノキ。電線地中化工事に伴い、造園業者が昨年1~2月に城辺・下地線(県道246号)の道路両側に移植した。
街路樹は当初から根がコンクリートに阻まれ四方に張っておらず、移植した場所に根付くかどうかが心配されていたという。さらには、移植前の枝の剪定に問題があり、同管理班では「専門の業者に発注し指導もしたが、ほとんど幹だけを残して剪定されてしまった」と話している。
枯れた木は大きいもので幹周り約60㌢、高さ3㍍以上。細かく砕いて、上野野原にある市資源リサイクルセンターで堆肥にするという。
撤去費用は98万円で、1本当たり1万3800円。撤去後は別の木を植えるという。