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産業・経済 社会・全般
2011年3月23日(水)9:00

「黒豆茶」を開発/多良間産黒豆原料

「ぜんざいゼリー」も/離島広域連携モデル事業


「黒豆茶」(右)と「ぜんざいゼリー」の試作品

「黒豆茶」(右)と「ぜんざいゼリー」の試作品

 2010年度離島地域広域連携推進モデル事業に携わるワーキンググループが、多良間産黒豆(ササゲ)を原料に開発した「黒豆茶」と「ぜんざいゼリー」の試作品が22日開かれた広域連携会議(安和朝忠委員長)で、お披露目された。開発は、新規特産品の開発による村の活性化を目的に行った。2品目のうち、「黒豆茶」については、村内の住民が商品化に意欲を見せている。


 離島地域広域連携推進モデル事業は、南西地域産業活性化センターが県から委託を受けて進めている。ワーキンググループは、多良間島黒豆生産部会や同村生活改善グループの会員、商品開発の専門家らで構成。1年間試行錯誤を繰り返し、試作品の完成にこぎ着けた。
 広域連携会議で試食した委員らは黒豆茶について「香りが良く、まろやかな味」と太鼓判。軽くて輸送コストが低いため、離島に向くという。カフェインを含んでいないのも特徴で、妊婦や病気療養者のニーズも期待されている。

 当面は原料が少なく多良間村と宮古島市での限定販売を想定するが、増えて量産が可能になった場合は全国展開も目指す。

 「ぜんざいゼリー」も「甘くて香りが良く、女性に好まれる商品」と好評。「土産品に向く」「学校給食に」「健康食品としてPRを」などの助言があった。健康に関しては委員の一人が、がん予防に有効とされるポリフェノールを多く含んでいることを報告した。

 ただ、「ぜんざいゼリー」については、生菓子扱いで消費期限が現段階では短いことから、流通面に課題が残されている。

 黒豆の規格外品を使う両商品は、同作物の付加価値向上も狙いにした。


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