宮古でも売り切れ/ミネラルウオーター
関東の水道水問題で
東京都葛飾区の金町浄水場の水道水から幼児向けの引用基準の2倍に当たる放射性ヨウ素131を検出したとの報道が流れた23日の夕方ごろから、宮古島市内の大型スーパーなどで一気にミネラルウオーターが売れ始め、品薄状態となっている。
24日には店内に「1家族1ケース限り」の張り紙が出されたが夕方までには棚から商品は無くなった。
また、同日の朝から宮古郵便局には関東地方にミネラルウオーターを送るために訪れた客で長蛇の列となった。
市内の大型スーパーによると、23日の夕方ごろから急に売れ始めたことから、1人3ケースの制限販売を実施した。
しかし、24日も朝から大量に売れていくことから「1家族1ケース」の制限付きで販売した。
店側によると「これまでもミネラルウオーターについては被災地に多く送られており商品自体は多くなかった。今回さらに、東京でこのような状況となって一気に売れているのでできるだけ多くの人に商品が行き渡るよう制限を付けさせてもらった。ぜひ、理解と協力をお願いしたい」と述べた。
群馬県から観光で訪れた男性は「群馬にはミネラルウオーターがすでに無いということなので、孫のために購入した」と話した。
宮古郵便局では、朝からミネラルウオーターのケースを抱えた人たちが詰め掛けた。
同郵便局によると「朝から一気に関東に送るミネラルウオーターを持った客が詰め掛けた。これからもしばらくはこの状況が続きそうなので本来2人で対応している土曜日もしばらくは3人体制で対応していく」と述べた。