社会・全般
2011年3月25日(金)9:00
陥没の穴で骨を確認/市教委が本格調査
城辺下北のキビ畑
城辺下北のサトウキビ畑の一部が陥没した問題で、県宮古農林水産振興センターは24日午後、陥没箇所の周辺を重機で掘り起こして内部の調査を始めた。この結果、規則的な幅を保ちながら奥深くまで続く洞窟のような穴が出現し、中から骨とみられるものが確認された。現場を調べた市教育委員会は「人工的に掘られた可能性がある」とし、近く本格的な調査に入る方針。
陥没箇所の周辺を掘り起こしたところ、直径2㍍、深さ15㍍以上に及ぶ穴が出現した。
作業に参加した市教委の職員が奥まで進入して調べたところ、骨とみられるものや、散乱した複数の空き缶と空き瓶が確認された。
市教委は「現段階では確定できないが、この穴は天然のものではないと思われる。骨とみられるものが人骨なのか、動物のものなのかも今のところ分からないので調べたい」などと話した。
今後、県と市教委が調整しながら穴の内部を詳しく調べる。この間、陥没箇所は立ち入り禁止区域として調査が終わるまで保存される見通し。