高1の1回目は75%/子宮頸がん接種率
積極接種を呼び掛け/宮古島市
高校1年生に相当する年齢の女子を対象に宮古島市が今月20日(平良保健センター)と28日(旧佐良浜診療所)に実施した子宮頸がん予防ワクチンの集団接種(1回目)における接種率は75%となった。市福祉保健部健康増進課では「1回目の接種率としては予想していた範囲内。来月14日に2回目の集団接種があるので対象者で1回目の接種がまだの人はぜひ、このときに受けてほしい」と呼び掛けた。
昨年末に国の助成が決定した子宮頸がんの予防ワクチン接種費用は、国と市の補助により宮古島市の中学校1年生から高校1年生までの対象1200人は個人負担無く接種できる。
市によると、接種率を90%と見込んだ場合の予算額は5164万円余となっている。
当初、1回目から対象者全員が接種できる予定だったが、多くの自治体がワクチン接種の補助を決定したことで全国的にワクチン不足となり、市では1回目のワクチン接種は早めに1回目を接種しないと補助対象からもれる高校1年生の年齢に相当する年齢の女子337人を対象とした。
20日の平良保健センターで行われた集団接種では225人、28日の旧佐良浜診療所での集団接種では28人が接種し、合計253人(75%)が1回目の接種を済ませた。
2回目の接種は4月17日に行われる高校1年生の年齢に相当する年齢の女子はこのときに1回目を受けないと補助対象からもれることから、市では対象者で積極的な接種を呼び掛けている。
今後、中学校1年から中学校3年までの対象者に対する第1回目のワクチン接種は夏ごろを予定している。
予防ワクチンの接種回数は合計3回。接種時期は初回接種後、1カ月後に2回目を、6カ月後に3回目を接種する。