南静園に新園長
新城氏 「医療、介護、看護の充実図る」
今月1日付で国立療養所宮古南静園長に就任した新城日出郎医師の報告会(主催・入園者自治会)が4日、同園の公会堂で開かれた。入園者らは新城園長の活躍に期待し、新城園長は「医療、介護、看護に取り組む」と誓った。
主催者を代表して宮里光雄会長は「現在の医師は4人で、2人欠員しており、新城園長は医師の確保に取り組んでほしい。南静園は生活の場。医療、生活、福祉の混在一体化の充実が何よりも大事。また新城園長が園長宿舎に入ることで、私たちの身近な存在となる」と述べ、新城園長の前途を祝した。
新城園長は「15年前から南静園に勤めており、今後ともより良い医療、介護、看護の充実を図りたい。またこれまで以上に『地域に開かれた南静園』、『風通しの良い南静園』に向け尽力したい」と語った。
その上で「自分の人脈で医師は確保したい」と決意を新たにした。
新城 日出郎(しんじょう・ひでお) 1952(昭和27)年11月3日生まれ。58歳。城辺福里出身。81年に金沢大学医学部卒。琉球大学医学部付属病院などを経て、沖縄愛楽園に勤務。96年に宮古南静園に赴任し、2000年副園長、今月1日付で園長に就任した。趣味は囲碁。座右の銘は「あるべき様は」。