被災地支援に郷友結束/沖縄宮古郷友連合会
芸能まつり開催、募金活動
【那覇支社】沖縄宮古郷友連合会(兼島恵孝会長)主催の「第24回芸能まつり」が10日、那覇市民会館大ホールで催された。東日本大震災の被災地に送ろうと、公演会場では救援募金活動を展開。25万248円が寄せられた。出演者は400人余、会場には1300人が集い宮古芸能の元気を被災地に向けて発信した。
沖縄郷友会の恒例行事として定着した芸能まつりは、郷友仲間が一堂に集い歌や三線、踊りなど、日ごろのけいこの成果を披露する。
震災発生によって、県内でも多くのイベントが自粛傾向にある中、同連合会役員会の中でも開催の是非が議論されていた。
役員会は、芸能まつりをチャリティー公演として位置付けて開催することに決定。会場内で募金活動を行ったほか、収益の一部を被災者義援金として寄贈する。
主催者あいさつした兼島会長は「故郷宮古があってこその郷友会。会員が一丸となり、故郷の発展に協力していきたい」と述べた。
沖縄宮古民謡協会による「とーがにーあやぐ」で幕を開けた舞台では琉舞や日舞、創作ダンスなど全演目が披露されたほか、飛び入り出演があるなど最後まで大いに盛り上がった。