バリアフリー度を初調査/車椅子バスケサークルが海中公園で
宮古島車椅子バスケットサークル(嵩原安仁会長)は10日、宮古島海中公園でバリアフリー度をチェックした。車いすを必要とする障害者とその家族ら11人が参加。入園料を支払った時点で、エレベーターの運転稼働が先送りになっていることを告げられ、メーンの海中観察施設内の見学は断念した。また障害者用トイレに、緊急時の呼び出しボタンが未設置であることが指摘された。今後、海中公園管理者に改善案を報告する。
同サークルが、公共施設でバリアフリー度のチェックを行ったのは今回が初めて。今後他の公共施設でもチェックすることにしている。
参加者らは「エレベーターでは一度に1人しか利用できない。最低でも車いす2台が入れるようなエレベーターを完備してほしい」と要望した。
また「管理棟に展示されているサバニと壁の間が狭かったため、車いすが通れなかった。
海中観察施設の出入口の階段数は75段ある。障害者を車いすに乗せた状態で、持つ人が上げ下ろしするのはつらい」と語った。
嵩原会長は「海中公園施設内に入ることができなくて残念。関係者らから、エレベーターの運転稼働は1週間後と聞いた。事前の周知が必要では」と語った。